1年に2回ある贈答の時期、お中元とお歳暮。
「もうやめたいな」と思ったことはありませんか?
お中元とお歳暮って、毎回何を送るか考えるのも大変ですよね。
やめたいと思っても、ついついズルズルと続いてしまう…。
それに、お中元やお歳暮をやめてしまうことで、相手との関係も悪くなったらどうしようって心配になってしまいます。
今年こそ、思い切ってお中元やお歳暮をやめてみませんか?
- お中元やお歳暮をやめるのにぴったりなタイミング
- お中元やお歳暮をやめるときのマナー
- お中元やお歳暮を角を立てずにことわる方法
それでは見ていきましょう。
お中元・お歳暮をやめるタイミング
お中元やお歳暮は、普段お世話になっている相手に送るものです。
ギフトを贈り合うことで、お互いが楽しみな気持ちになっているなら続けるべきでしょう。
しかし、それほど付き合いのない相手に送るのは、お互いに負担になってしまう場合もあります。
お中元やお歳暮をやめるのは、昔の上司、遠い親戚、疎遠になっている友人などが候補になります。
以下のような場合は、思い切ってお中元やお歳暮をやめることを考えてはいかがでしょうか。
- 環境が変わるとき
- 相手から連絡が来たとき
- 感謝の気持ちを十分伝えきったとき
環境が変わるとき
転居や転職、異動など、環境が変わるときは、お中元やお歳暮のやめ時です。
義務感だけでお中元やお歳暮を続けるのでは、相手にも失礼になります。
思い切ってやめるという選択もありです。
相手から連絡がきたとき
相手から連絡がきたときは、お中元やお歳暮をやめるチャンス。
相手から「今後はお気遣いなく」という言葉があったら、「お言葉に甘えてそうさせていただきます。」と伝えるとよいです。
感謝の気持ちを十分伝えきったとき
これまでに、感謝の気持ちを十分に伝えきったというときも、お中元やお歳暮をやめるタイミングです。
お中元やお歳暮は、これからもお世話になるだろう人に贈りたいものですよね。
お中元・お歳暮をやめるときのマナー
お中元やお歳暮を突然やめることで、「どうしたのかな?」と相手に心配させてしまうことは避けたいものです。
やめ方は3通りあります。
- スパッとやめる
- フェイドアウトする
- やめたいことを話す
- 他のギフトにする
詳しく説明していきますね。
1.スパッとやめる
やめようと思った年に、お中元やお歳暮を贈るのをやめます。
もし、相手からお中元・お歳暮が届いた場合は、お礼状を書きます。
お礼状には、お中元・お歳暮をやめたいということを必ず書きましょう。
2.フェイドアウトする
突然ではなく、フェイドアウトしていく方法です。
まず、お中元をやめて、お歳暮だけにします。
次の年には、お歳暮の金額を下げます。
さらに次の年には、お中元もお歳暮もやめます。
段階を踏むことで、失礼のないようにやめることができます。
3.やめたいことを話す
親しい間柄のとき、相手から連絡がきたときは、思い切ってお中元とお歳暮をやめたいということを話すのもアリですね。
上司にはなかなか使えない方法です。
はっきり言える相手限定にしてくださいね。
4.ほかのギフトにする
お中元やお歳暮をやめて、「お土産」や「お年賀」を贈るという手段もあります。
結局、贈答は続くことになりますが、「お土産」や「お年賀」の方が気楽にやりとりをすることができますよ。
お中元・お歳暮の角が立たない断り方!
お中元・お歳暮の角が立たない断り方を紹介します。
一番失礼がない方法は、断り状を送ることです。
断り状には、以下の内容を含めておきましょう。
- お中元・お歳暮をやめたいという意向
- 日ごろお世話になっていることへの感謝の気持ち
- 健康などを気遣う言葉
以下に、手紙の例文を載せます。
お中元・お歳暮をやめるときの手紙の例文
ご無沙汰しておりますが、皆様お変わりありませんか?
私共は、皆元気に過ごしております。
この度は、結構なお中元(お歳暮)の品をお送りいただき、ありがとうございました。
私共の方こそお世話になっておりますのに、大変恐縮に存じます。
今後はこのようなお気遣いはなさいませんよう、お願い申し上げます。
お贈りいただきました○○は、家族で美味しくいただきたいと思います。
ありがとうございました。
今度ゆっくりとお会いできればと思っております。
時節柄、◯◯様の健康をお祈りいたします。
まとめ
お中元やお歳暮をやめる方法についてまとめました。
はっきりと断るのは、なかなか思い切りが必要になりますよね。
しかし、今後の付き合いのことを見直すためにも、お中元やお歳暮を断る勇気も大切です。
あなたが問題なく断れることを祈っています。