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実家のテレビがうるさいのは難聴が原因?ストレス感じる前に対策を!

親がテレビを見ている時、「音がうるさいな」と感じたことはないでしょうか。

私は久しぶりに帰った実家で、あまりの音の大きさにビックリした経験があります。

実家のテレビの音がうるさくて悩んでいる人は、実はとても多いのです。

そこで、音が大きくなる原因やその対策について考えてみたいと思います。

実家のテレビがうるさいのは難聴が原因?

なぜ、親自身はテレビの大きな音をうるさいと感じないのでしょうか。

その主な原因は加齢による聴力の低下です。

私もはじめは「たまたまリモコンが手元になかったのかな」とあまり気にとめていませんでした。

でもふと、「昔はそんな事なかったな。耳が悪くなってる?もしかして難聴?!」と感じ、不安を覚えました。

耳の老化はゆっくりと進むため、当の本人は気がつかないケースが多いようです。

実は聴覚の衰えは40代から始まり、75歳以上では約半数の人が難聴に悩んでいるそうですよ。

加齢による聴力の低下は一般的に高音域から始まります。40歳代のうちはあまり自覚することはないでしょう。しかし、確実に高音域の聴力レベルは下がってきます。早期に予防することが大切です。

60歳代になると、「軽度難聴」レベルまで聴力が低下する音域が増え、聞こえが悪くなったことを感じる人が急激に増えてきます。さらに70歳をこえるとほとんどの音域の聴力が「軽度難聴」〜「中等度難聴」レベルまで低下してしまいます。65-74歳では3人に1人、75歳以上では約半数が難聴に悩んでいるといわれています。

引用元:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会ホームページ

老化による聴力低下で、ついテレビの音量を上げてしまうのですね。

でも、テレビの音が聞こえにくいからといって簡単に音量を上げてはいけません。

普段から大きな音を聞いていると耳がそれに慣れてしまい、難聴がさらに悪化する原因になります。

テレビの音が聞きづらそうと気づいたら、家族が適切に対応してあげることが重要です。

高齢者の難聴は「聞こえなくて不便」というだけではありません。

車のクラクションなど危険を察知できない、会話がうまくいかず人との関わりを避けてしまう、なんてこともあります。

そうならないためにも、私たち家族が積極的にサポートしてあげましょう。

目次

実家のテレビがうるさい!ストレス感じる前にやりたい対策

私が実家で過ごしたほんの数日ですら、テレビの音がうるさいのはとても苦痛でした。

「音を小さくして」と親に言っても「これくらい普通だよ」「おおげさ」と言い返され、険悪なムードになってしまったこともあります。

例えばこれが毎日だったら、大きなストレスになることは間違いないでしょう。

また、窓を開けている時やマンションなど集合住宅の場合には、家族だけでなく近所迷惑になる可能性もありますね。

トラブルになる前に、対策を考えていく必要があります。

耳鼻科に連れて行く

テレビの音が異常に大きいと感じたら、まずは耳鼻科に連れて行きましょう。

きちんと原因を探ることが大切です。

私の親もそうでしたが、子供に指摘されてもなかなか素直に従ってくれない親は多いですよね。

しっかりと検査をし、医師から話を聞く方が親自身も納得して対応できると思います。

症状には個人差があるので、現在の状況が分かれば適切な対応ができて安心ですね。

残念ながら老化による難聴には根本的な治療法はありませんが、難聴が進行しないように気をつけて過ごすことが肝心です。

症状に合わせきちんと対応していくことで生活の質も向上しますよ。

また、加齢以外の原因で聞こえづらくなっているケースもあります。

きちんと耳鼻科に行き、問題を早期発見、早期治療することが健康に生活していくためのカギとなります。

集音器を使わせる

皆さんは「集音器」というものをご存知ですか?

よく補聴器と混同されることが多いのですが、「集音器」と「補聴器」の大きな違いは医療機器であるかどうかです。

医療機器である補聴器は、専門家のカウンセリングやフィッティングを受ける必要があり、価格も高価になります。

一方、集音器は数千円から数万円で販売されており、インターネットや家電量販店などで簡単に購入できます。

補聴器を使うほどではない、少し抵抗があるという場合には、手軽に使える「集音器」を試してみてもいいかもしれません。

集音器にはたくさんの種類があり、価格帯も様々です。

特に、家族がテレビの音がうるさいと感じている場合には、テレビの音声を聞き取りやすくするタイプがおススメです。

集音器を使うことで小さな音量でも聞こえやすくなり、本人も、そして家族も快適にテレビを楽しめます。

他にもコンパクトで外出時に目立たないもの、操作が簡単にできるものなどが発売されているので、適切な集音器を一緒に選んであげるといいですね。

まとめ

「年をとったから聞こえにくいのね」と軽く考えてしまうのは危険です。

難聴を本人が自ら自覚するのはなかなか難しいので、家族が早めに気づき、対応を一緒に考えてあげましょう。

適切なサポートで、楽しく健康的な毎日を過ごしてもらいたいですね。

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